ウイスキーブームにより国産ウイスキーの人気も高まっています。
そんな中注目されているのがシングルモルトの白州(はくしゅう)です。
すっきりとした飲み口とさわやかな香りが特徴的なウイスキーである白州。
この記事ではそんな白州について味わいや香り、どんな種類があるのかなど白州について詳しく解説していきます。
「白州ってどんなウイスキー?」
「国産ウイスキーについてもっと知りたい」
という方はぜひ読んでみてください。
白州
白州は山梨県、南アルプスの麓にある白州蒸留所でつくられているシングルモルトウイスキーです。
森の蒸留所とよばれる場所で、澄み切った空気と南アルプスの水をふんだんにつかってつくられています。
白州が販売されたのは1994年、それ以降、白州の爽快でなめらかな味わいが人気をあつめ高く評価されています。
白州蒸留所
白州蒸留所は南アルプスの標高約700メートルに位置する、世界的にも珍しい森のただなかにある蒸留所です。
そのため森の蒸留所とよばれています。
南アルプスというキレイな空気と水を恵まれた土地がウイスキーづくりに選ばれ、白州蒸留所は1973年に完成しました。
森の蒸留所ならではの清々しさと爽快さが白州の特徴です。
白州の種類
軽快な飲み口は白州に共通していますが、種類ごとに味わいや香りに違いがあります。
白州の種類や違いについて説明していきます。
白州
年数記載のないスタンダードなボトルです。
みずみずしい香りと爽快で軽やかな味わいが特徴的なシングルモルトウイスキーとなっています。
かすかなスモーキーフレーバーがウイスキーらしさを引き立てます。
アルコール度数は43度。
公式テイスティングノート
色 : 明るい黄金色
香り : すだち、ミント
味 : 軽快で爽やかな口あたり、ほのかな酸味を感じるすっきりさ
フィニッシュ : かすかなスモーキー、ほのかな甘み、すっきりとしたキレ
白州12年
12年以上熟成させた原酒からつくられたボトルが白州12年です。
熟成により甘みが加わっています。
それでいてキレの良さは健在、フルーティさとスッキリとした味わいが特徴です。
公式テイスティングノート
色 : 明るい黄金色
香り : 若葉、青りんご、ジャスミン
味 : ふっくらとした甘み、クリーンな味わい
フィニッシュ : 甘く柔らかなスモーキーさ、キレがよい
白州18年
18年以上熟成させたことで、より甘いフルーティさを増したのが白州12年です。
色合いも濃くなっており、グラスに注ぐと色と香りで熟成されていることがわかります。
甘さとともにスモーキーさも余韻として味わえるバランスの良いウイスキーです。
公式テイスティングノート
色 : 濃い黄金色
香り : メロン、マンゴー、ミルクキャラメル、ほのかにスモーキー
味 : はちみつのような甘さ、甘酸っぱさ
フィニッシュ : 熟した果実香、スモーキーで心地よい余韻
白州25年
25年以上という長期間の熟成を経た原酒がつかわれているのが白州25年です。
甘さがより増すとともに、スモーキーフレーバーも強くなっています。
様々な樽の原酒を絶妙なバランスでヴァッテイングさせたことで、深みのある複雑な味わいとなっている点が特徴です。
希少なボトルですが、ぜひ一度は飲んでみたいボトルです。
色 : 赤みがかった琥珀色
香り : 熟した柿、マンゴー、ジャム、チョコレート
味 : 濃縮された果実の甘さ、クリーミー、ほのかな酸味
フィニッシュ : スモーキーでフルーティーな甘さの余韻が長い
おすすめの飲み方
では、最後に白州のおすすめの飲み方を紹介していきましょう。
白州のおすすめの飲み方はズバリ、ハイボールです。
白州のキレの良さ、爽快さがハイボールにするとより際立ちます。
また、それでいてほのかなスモーキーフレーバーが漂う点も特徴的。
ここまでハイボールに向いているウイスキーもそうはありません。
ほかにも、オンザロックや水割り、ストレートなどでじっくり白州を味わう飲み方もおすすめです。