
スペイサイドを代表するシングルモルトの中で、注目度が高まっているのが 「ベンリアック(BenRiach)」 と 「グレンドロナック(GlenDronach)」。
どちらもフルーティで奥深い味わいが特徴ですが、樽使いやスタイルに違いがあり、飲み比べることでそれぞれの個性が際立ちます。
この記事では、ベンリアックとグレンドロナックを徹底比較し、味わい・価格・おすすめの選び方を解説します。
蒸溜所の歴史

ベンリアック
1898年創業。長い休止期間を経て2004年に再興。
革新的なカスクフィニッシュやピーテッドを含む多彩な展開。
伝統と実験精神を両立する新世代スペイサイドモルト。
グレンドロナック
1826年創業。シェリー樽熟成の伝統を守り続ける蒸溜所。
休止・再稼働を経て、現在は世界中でシェリーモルトの代表格として高評価。
「シェリー樽といえばグレンドロナック」と呼ばれる存在。
味わいの違い

ベンリアックの味わい
ピーテッドタイプでは、軽快なスモークと果実感のバランス。
カスクフィニッシュによる多彩な個性(ラム樽→トロピカル、ポート樽→ベリー系)。
グレンドロナックの味わい
シェリー樽由来の濃厚な甘み。ドライフルーツ、レーズン、チョコレート。
重厚で奥行きがあり、クラシカルなスタイル。
長期熟成になるほど、シェリー感とスパイスの複雑さが増す。
👉 ベンリアックは「多彩で華やか」、グレンドロナックは「濃厚で重厚」と覚えると分かりやすいです。
ラインナップと価格

ベンリアック
10年:¥6,000前後、フレッシュでバランス型。
12年 シェリーウッド:¥8,000前後、甘みと深み。
21年:¥20,000前後、複雑で奥深い。
ピーテッドシリーズ:¥7,000〜10,000。上品なスモーク。
グレンドロナック
12年(オリジナル):¥6,000前後、シェリー樽熟成の定番。
15年 リバイバル:¥12,000前後、オロロソ&PXシェリーで濃厚。
18年 アラダイス:¥20,000前後、リッチで深みのある味わい。
21年 パーラメント:¥30,000前後、長期熟成シェリーの極み。
飲み方のおすすめ
ベンリアック
ハイボール:10年や12年で爽快フルーティに。
ストレート:カスクフィニッシュやピーテッドで個性を堪能。
グレンドロナック
ストレート:12年以上の長熟シェリー樽熟成を存分に。
ロック:ドライフルーツやチョコレート感が際立つ。
選び方のポイント
華やかで多彩な味を試したい → ベンリアック
フルーティさやカスク違いを楽しみたい人におすすめ。
濃厚で重厚なシェリー感を味わいたい → グレンドロナック
甘みと深みをしっかり堪能したい人に最適。
まとめ
ベンリアックとグレンドロナックは、ともにスペイサイドを代表するシングルモルトですが、方向性は大きく異なります。
ベンリアック:多彩なカスク使いとフルーティさ、革新的スタイル。
グレンドロナック:シェリー樽熟成の伝統、濃厚で重厚な甘み。
どちらもウイスキー愛好家にとって魅力的な選択肢。
「華やか×フルーティ」か「濃厚×シェリー」か、自分の好みに合わせて選んでみてください。