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竹鶴ピュアモルト レビュー|香り・味・飲み方・評価を徹底解説【2026年最新版】

「竹鶴ピュアモルトって実際どんな味なの?」

「まずいって聞いたけど本当?」

「7,700円の価値はある?」——購入前にこうした疑問を持つ方は多いはずです。

 

結論からお伝えすると、竹鶴ピュアモルトは「ブレンデッドウイスキーのように飲みやすく、モルトウイスキーのような深みを持つ」という相反する個性を両立させた、ジャパニーズウイスキーの最高峰の一本です。

 

定価7,700円というプライスタグは決して安くはありませんが、世界最高賞を受賞した品質を考えれば、十分な価値があります。

 

この記事では、竹鶴ピュアモルトの香り・味・飲み方を飲み方別に詳しくレビューし、「まずい」と言われる理由の真相、旧ラベル(黒ラベル)との違い、コスパ評価まで徹底的に解説します。


竹鶴ピュアモルトの基本情報

まずは商品の基本スペックを確認しましょう。

項目 内容
正式名称 ニッカ 竹鶴ピュアモルト
種別 ブレンデッドモルトウイスキー(ピュアモルト)
製造 ニッカウヰスキー株式会社
販売 アサヒビール株式会社
原産国 日本
容量 700ml
アルコール度数 43%
定価 7,700円(税込)/7,000円(税別)
生産数量 年22,000箱(1箱12本)の数量限定
使用原酒 余市蒸溜所モルト+宮城峡蒸溜所モルト
現行ラベル 白ラベル(2020年3月〜、2025年4月に細部リニューアル)

竹鶴ピュアモルトとは何か?「ピュアモルト」を正しく理解する

「ピュアモルト」とは、グレーン原酒(トウモロコシや小麦などを原料とした連続式蒸留の原酒)を一切使用せず、大麦麦芽のみを原料とした「モルト原酒」だけでブレンドしたウイスキーのことです。

国際的には「ブレンデッドモルトウイスキー」と表記されます。

 

ブレンデッドウイスキーと比べてモルト原酒100%なので個性とコクが強く、シングルモルトと比べると複数の蒸溜所の原酒を組み合わせることで複雑さと飲みやすさを両立させています。

竹鶴ピュアモルトは、その「ピュアモルト」カテゴリの中で世界最高賞を受賞した特別な一本です。


竹鶴ピュアモルトの受賞歴と世界的評価

竹鶴ピュアモルト(ノンエイジ)は発売以来、世界各地の品評会で高い評価を受け続けています。

  • WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2023: ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー受賞
  • WWA 複数年: ブレンデッドモルト部門で日本最高賞を継続的に受賞
  • ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ): 金賞を複数回受賞

同シリーズの竹鶴17年がWWAのブレンデッドモルト部門世界最高賞を4度受賞し、21年・25年がISCで金賞・トロフィーを受賞してきた系譜を継ぐ現行品として、ノンエイジ版も国際的な評価で証明された実力を持っています。


竹鶴ピュアモルトの2つの原酒|余市と宮城峡の個性

竹鶴ピュアモルトの複雑な味わいは、正反対の個性を持つ2つの蒸溜所の原酒の融合から生まれています。

この構造を理解すると、テイスティングがより深く楽しめます。

余市蒸溜所(北海道)のモルト原酒

北海道の日本海沿岸に位置する余市蒸溜所は、竹鶴政孝が1934年に設立したニッカウヰスキーの原点です。

今も石炭直火蒸留という伝統製法を守り続けており、重厚でスモーキー、力強い余市モルトを生み出しています。

 

竹鶴ピュアモルトのスモーキーさ・パンチ・骨格はこの余市モルトが担っています。

現行ラベル(白ラベル)では、リニューアルによって余市モルトの比率が高まったとされています。

宮城峡蒸溜所(宮城県)のモルト原酒

1969年に設立された宮城峡蒸溜所は、仙台市郊外の広瀬川と新川に挟まれた緑豊かな峡谷に立地します。

蒸気間接加熱という穏やかな蒸留方式を採用し、華やかでフルーティー、エレガントな宮城峡モルトを生み出しています。

 

竹鶴ピュアモルトの甘さ・フルーティーさ・飲みやすさはこの宮城峡モルトが担っています。

2蒸溜所の「合わせ技」が竹鶴の本質

竹鶴政孝が生涯をかけて抱き続けた夢は「異なる蒸溜所で生まれた個性の違う原酒をブレンドして、より豊かなウイスキーを生み出すこと」でした。

余市と宮城峡という相反する個性の融合こそが、竹鶴ピュアモルトが「力強くありながら飲みやすい」という矛盾したコンセプトを実現している理由です。


竹鶴ピュアモルト テイスティングレビュー

外観

クリアなゴールド〜淡いアンバー色。光にかざすと美しい琥珀色が広がり、グラスを傾けると適度な粘性(レッグ)がゆっくりと流れ落ちます。

 

43%という度数に見合った、しっかりとしたボディ感を視覚でも感じさせる色合いです。

香り(ノーズ)

グラスに注いで最初に広がるのは、りんご・洋梨・杏のようなフレッシュで甘酸っぱい果実香です。

時間をおいて香りが開いてくると、バニラ・カスタードクリーム・マーマレードのような甘くまろやかな樽熟成香が顔を出してきます。

 

さらにその奥から、余市モルト由来のほのかなピート香・スモーキーさがじんわりと立ち上がります。

鼻を近づけると「フルーティーで甘い」印象が先行しますが、少し離して全体を感じると「スモーキーで深い」複雑な層が見えてきます。

この2段構えの香りの構造が竹鶴ピュアモルトの最大の個性です。

 

香りのキーワード: りんご、洋梨、杏、バニラ、カスタード、マーマレード、ハチミツ、オーク、ほのかなピート

味わい(パレート)

口に含んだ瞬間は、りんご・オレンジの酸味を帯びたフルーティーな甘さが最初に広がります。

続いて宮城峡モルト由来のまろやかなモルトのコク・バニラの甘みが中盤を支配し、後半にかけて余市モルト由来のスモーキーさとほろ苦さがじわりと顔を出します。

 

口当たりは43%という度数のわりにやわらかく、ライトボディとミディアムボディの中間あたり。

強烈なインパクトよりも「飲み進めるほどに深みが増す」タイプの味わいです。

味わいのキーワード: フルーティーな甘さ、モルトのコク、バニラ、オレンジの酸味、ナッツの香ばしさ、スモーキー、ほろ苦さ

余韻(フィニッシュ)

飲み込んだ後は、カスタードの甘みとスモーキーさが交互に押し寄せる長い余韻が続きます。

甘さが先行し、ゆっくりとスモーキーなほろ苦さへと移行していく余韻は非常に心地よく、次の一口を自然に誘います。余韻の長さはミディアム〜ロング。

総評

項目 評価(5点満点) コメント
香りの複雑さ ★★★★☆ 果実香と樽香の2層構造が秀逸
味わいのバランス ★★★★★ 甘さ・コク・スモーキーの調和が見事
飲みやすさ ★★★★☆ 43%でも口当たりはやわらか
余韻の長さ ★★★★☆ 甘→スモーキーの変化が心地よい
コスパ ★★★★☆ 定価7,700円なら世界最高賞に見合う価値あり
総合 ★★★★☆ 日本ウイスキーの底力を体感できる一本

飲み方別レビュー|どの飲み方が一番美味しいか

ストレート

おすすめ度:★★★★★

竹鶴ピュアモルトの「本来の姿」を体験するなら、まずはストレートです。注いだ直後は閉じた香りが、時間をおくと一気に開いて果実香・バニラ・スモーキーが複層的に広がります。

アルコール感はありますが、43%としては穏やかな口当たりです。

コツ: テイスティンググラスに30ml注ぎ、5分ほど待ってから香りの変化を楽しんでから飲む。チェイサーに常温の軟水を用意する。

トワイスアップ(1:1加水)

おすすめ度:★★★★★

ウイスキーと常温の水を1:1で割ることで、閉じていた香り成分が一気に解放されます。ストレートより甘いフルーティーさ——ストロベリー・キャンディー・りんごの蜜——が前面に出てきて、スモーキーさが穏やかに後退します。

「香りを最大限に楽しみたい」方に特におすすめの飲み方で、ウイスキーのプロが品質確認に使うほど優れた飲み方です。

コツ: 必ず常温の水を使う。冷水だと香り成分が揮発しにくくなります。

オンザロック

おすすめ度:★★★★☆

大きめの透明な氷をロックグラスに入れ、竹鶴ピュアモルトを注ぐとキリッと冷えてスモーキーさが際立ちます。

 

氷が溶けるにつれて宮城峡由来のフルーティーさが引き立ち、飲み始めと10分後では別のウイスキーのように感じられます。

この「時間とともに変わる変化」がロックの醍醐味です。

 

あるレビュアーは「ロックにすると氷が溶けるにつれストロベリーチョコのような香りが際立ち、中盤にモルト・ナッツの香ばしさが強くなる」と表現しており、特に小さめの氷で飲む方法を推薦しています。

コツ: コンビニの「ロック氷」など大きく透明な氷を使う。自家製氷は臭い移りの原因になるので避ける。

ハイボール(1:4)

おすすめ度:★★★★★

竹鶴ピュアモルトは、ハイボールとの相性が抜群です。

炭酸が入ることで余市モルト由来のスモーキーさが爽快に際立ち、宮城峡モルトのフルーティーさが炭酸の気泡に乗ってシュワッと広がります。

 

「スモーキーでドライなのにフルーティー」という独特のハイボールに仕上がります。かつてニッカウヰスキーが「竹鶴ハイボール」という缶製品を発売していたほど、メーカー公認の美味しい飲み方です。

 

ただし、甘みが控えめになるため「甘いハイボールが好き」という方には物足りなく感じる場合もあります。

スモーキーさが際立つため「ハイボールにクセがあるのが苦手」という初心者には少し合わないこともあります。

コツ: ウイスキー40ml:強炭酸水160mlの比率で。炭酸は氷に当てずにゆっくり注ぎ、混ぜすぎない。

水割り(1:3)

おすすめ度:★★★☆☆

食事中の飲み方として汎用性が高い水割り。アルコール感が穏やかになり、竹鶴のフルーティーさが柔らかく感じられます。

 

ただしボディが軽めになるため、竹鶴の力強いコクが薄まり「物足りない」と感じる方もいます。

食中酒としてはベストですが、竹鶴の個性を楽しむならストレート・トワイスアップ・ハイボールの方が適しています。


「竹鶴ピュアモルトはまずい」は本当か?

検索すると「竹鶴ピュアモルト まずい」というキーワードが出てきます。

実際に「まずい」と感じる人がいるのも事実ですが、その理由を分析すると「竹鶴が本当にまずい」のではなく、特定の飲み手・期待値とのミスマッチであることがわかります。

「まずい」と感じられる3つのケース

ケース①:甘いウイスキーを期待した場合

竹鶴ピュアモルトはりんご・バニラの香りが印象的なため、「甘くて飲みやすいウイスキー」を期待して飲むと、余市モルト由来のスモーキーさとほろ苦さに「想像と違う」と感じることがあります。

甘さはあるものの、それと同等以上のスモーキーさとコクが同居しているのが竹鶴の個性です。

ケース②:ウイスキー初心者がストレートで飲んだ場合

アルコール度数43%のストレートは、ウイスキーを飲み慣れていない方にはアルコールの刺激が前面に出すぎることがあります。

また、ピート香やスモーキーさが苦手な方には「クセが強い」と感じられることもあります。

初心者の方はまずハイボールか水割りから試すことをおすすめします。

ケース③:旧ラベル(黒ラベル)と比較した場合

2020年のリニューアルで余市モルトの比率が高まった現行白ラベルは、旧黒ラベルと比べてよりスモーキーで力強い方向に変化したとされています。

旧ラベルの「まろやかで飲みやすかった」という印象で現行ラベルを飲むと、スモーキーさが強調されて「変わった・合わない」と感じる方もいます。

「まずい」は個性とのミスマッチ

竹鶴ピュアモルトは「誰でも最初から美味しいと感じる」ウイスキーではなく、スモーキーさとフルーティーさの共存を楽しめる中〜上級者向けのウイスキーです。

世界最高賞を受賞した品質は客観的に証明されており、「まずい」と言われる理由の多くは好みとのミスマッチです。

 

スモーキーな風味が好きな方、複雑な味わいを求める方には、間違いなく「美味しい」一本です。


旧ラベル(黒ラベル)と現行ラベル(白ラベル)の違い

外観の違い

2020年3月のリニューアルを境に、ボトルのラベルデザインが大きく変わりました。旧ラベルは黒地に金文字で重厚感があり、現行ラベルはクリーム色地に落ち着いた色使いでエレガントな印象です。

 

さらに2025年4月には現行ラベルの細部がリニューアルされ、表記が「PURE MALT JAPANESE WHISKY」に変更されるなど、小幅なデザイン変更が行われています。

味わいの違い

旧ラベル(黒ラベル)は余市・宮城峡・ベン・ネヴィス(スコットランドのニッカ傘下蒸溜所)の3蒸溜所の原酒を使用していたとされており、全体的にまろやかでバランスが取れた飲みやすい印象という評価が多いです。

 

現行ラベル(白ラベル)は2024年4月施行のジャパニーズウイスキー定義基準の適用もあり、国内2蒸溜所の原酒のみを使用。余市モルトの比率が高まったことで、よりスモーキーで力強い味わいに変化したとされています。

項目 旧ラベル(黒ラベル) 現行ラベル(白ラベル)
販売期間 2013〜2020年3月 2020年3月〜(2025年4月に細部改定)
使用原酒 余市+宮城峡+ベン・ネヴィス(諸説あり) 余市+宮城峡
味わいの方向性 まろやか・バランス重視 スモーキー・力強さ重視
現在の入手難易度 非常に困難 困難だが機会はある
現在の市場価格 15,000〜20,000円前後 8,500〜14,000円前後

ウイスキーファンの間では「旧ラベルの方が飲みやすかった」という声も多く、黒ラベルは現行品よりも高い価格で取引されています。


竹鶴ピュアモルトに合うおつまみ

竹鶴のスモーキーさ・果実香・モルトのコクに合わせて選ぶおつまみは、一体感のある美味しさを生み出します。

ストレート・ロックに合わせるなら

チーズ(ゴーダ・チェダー・クリームチーズ): 竹鶴の樽熟成香と乳製品の風味は相互に引き立て合います。特にゴーダチーズは竹鶴の甘さとコクと見事に共鳴します。

ビターチョコレート(カカオ70%以上): 竹鶴のほろ苦さとカカオの苦みが絶妙に調和します。ニッカウヰスキーと菓子メーカー・シルスマリアが共同開発した「竹鶴ピュアモルト生チョコレート」が存在するほど、公式が認めるペアリングです。

スモークサーモン: 余市由来のスモーキーさとスモークサーモンの燻製香は「同じ方向の香り」として重なり合い、互いを引き立てます。

ハイボールに合わせるなら

焼き鳥(塩): 炭火の香ばしさが竹鶴のスモーキーさと共鳴します。塩でシンプルに食べることで、竹鶴のフルーティーさが際立ちます。

から揚げ・餃子: 竹鶴ハイボールの爽快感が油分をすっきりと流してくれます。脂っこい料理との相性が抜群です。

だし巻き卵・焼き魚: 竹鶴のほのかなピート香は和食とも相性よし。繊細な和の旨味と竹鶴の複雑さが調和します。


竹鶴ピュアモルトのコスパ評価

定価7,700円(税込)という価格をどう評価するかは、比較対象によって大きく異なります

「高い」と感じる人

2024年4月の値上げ前は4,950円でした。その頃から飲んでいる方にとっては、56%という大幅な値上げは「高すぎる」と感じるでしょう。

また、3,000円台のブレンデッドウイスキーと比較すると割高に映ります。

「安い」と感じる人

「ブレンデッドモルト部門世界最高賞受賞銘柄」というカテゴリで比較すると、スコットランドの同レベルの評価を持つブレンデッドモルトウイスキーは1万円を超えるものが多くあります。

その基準で考えると、竹鶴ピュアモルト7,700円は十分コスパが良いと言えます。

結論:定価で買えるなら「買い」

市場では8,500〜14,000円前後で流通していることを考えると、定価7,700円で購入できる機会があれば迷わず手に取る価値があります

世界最高賞を受賞した品質を定価で味わえる機会は、この先どんどん減っていく可能性があります。


こんな人に竹鶴ピュアモルトはおすすめ

竹鶴ピュアモルトが特に合う方のタイプをまとめます。

強くおすすめ

  • スコッチのシングルモルト(特にハイランド系)が好きな方
  • スモーキーなウイスキーが好きな方
  • フルーティーさとスモーキーさを同時に楽しみたい方
  • ジャパニーズウイスキーを本格的に飲み始めたい方
  • 食事中のウイスキーとして使いたい方(ハイボール・水割り)

少し注意が必要

    • 甘くてまろやかなウイスキーが好きな方(甘みはあるがスモーキーさも強い)
    • ウイスキーを飲み始めたばかりの完全初心者(まずハイボールで試すことを推奨)

    竹鶴ピュアモルトの代替・比較銘柄

    竹鶴ピュアモルトが入手できなかった場合、または購入前に似た方向性の味わいを試したい場合は、以下の銘柄が参考になります。

    シングルモルト余市(NV)|竹鶴の「骨格」を担う原酒

    定価7,700円。竹鶴のスモーキーさ・パンチの源泉。竹鶴よりも力強くスモーキーで、ピートが前面に出る一本。

    「竹鶴はスモーキーすぎる」と感じる方にはやや合いませんが、「スモーキーさをもっと感じたい」方には最高の次の一本です。

    シングルモルト宮城峡(NV)|竹鶴の「甘さ」を担う原酒

    定価7,700円。竹鶴のフルーティーさ・エレガントさの源泉。スモーキーさはほとんどなく、華やかな果実香と軽やかな甘さが特徴。

    竹鶴に比べて飲みやすいため、初心者にも入りやすい一本です。

    ニッカ フロム・ザ・バレル(500ml)|竹鶴ファンが次に手を伸ばすべき一本

    定価2,530円(500ml)。余市・宮城峡モルトをベースにしたカスクストレングスのブレンデッドウイスキー。

     

    51.4%という高度数でも飲みやすく、竹鶴に通じるモルトの深みとスモーキーさを持ちながら、驚異的なコスパを誇ります。

    竹鶴ピュアモルトと飲み比べるのも面白いです。


    まとめ|竹鶴ピュアモルトはジャパニーズウイスキーの到達点

    竹鶴ピュアモルトのレビューをまとめます。

    • 香り: りんご・洋梨の果実香が先行し、バニラ・カスタードの甘さ、奥にほのかなピート香が続く2層構造
    • 味わい: フルーティーな甘さ→モルトのコク→スモーキーなほろ苦さへと移行する複雑な展開
    • 余韻: 甘さとスモーキーさが交互に押し寄せる、ミディアム〜ロングの心地よい余韻
    • おすすめ飲み方: ストレート・トワイスアップ・ハイボールの3択が特に秀逸
    • 「まずい」の真相: ピート香とのミスマッチ。スモーキーな風味が好きな方には「美味しい」が正解
    • コスパ: 定価7,700円なら世界最高賞に見合う価値あり。見つけたら買い

     

    余市蒸溜所の力強さと宮城峡蒸溜所のエレガントさが融合した竹鶴ピュアモルトは、竹鶴政孝が生涯をかけて追い求めた「本物のウイスキー」の現代における答えと言える一本です。

     

    入手困難な状況が続いていますが、見つけたときには迷わず手に取ってみてください。ストレートで一口飲んで時間をおき、トワイスアップで香りを開かせ、最後にハイボールで爽快に楽しむ——その3段階の体験の中に、日本のウイスキー文化の奥深さが凝縮されています。