日本でも酒屋以外でもスーパーやコンビニなどでもよく見かける身近なウイスキーですね。
アメリカのテネシー州でつくられており、テネシーウイスキーの中で最も有名なウイスキーと言えるでしょう。
今回はそんな世界中で飲まれているテネシーウイスキー、ジャックダニエルについて歴史や製法、味わいや香り、種類や価格、おすすめの飲み方などを解説していきます。
テネシーウイスキー「ジャックダニエル」
ジャックダニエルは前述のとおりアメリカのテネシー州でつくられるテネシーウイスキーです。
近くの州にバーボンのメッカでもあるケンタッキー州があります。
バーボンの条件の一つはアメリカ合衆国内でつくられていることであり、ケンタッキー州以外でつくっていてもバーボンと名乗ることはできますが、南北戦争で両州は敵対していたこともあり、ジャックダニエルなどテネシー州でつくられるウイスキーはバーボンとは違う、「テネシーウイスキー」と言われています。
- アメリカ合衆国内で造られていること
- 原料となるトウモロコシの比率が51%以上
- アルコール度数は蒸溜時で80%以下、瓶詰め時で40%以上
- 中身を焦がした新品のオーク樽で2年以上熟成していること
に加えて
- テネシー州内で造られていること
- チャコール・メローイング製法で造られていること
という条件が加わります。
チャコール・メローイング製法とは木炭により3日~5日かけて一滴一滴濾過していく製法です。
木炭によるろ過効果は熟成樽では数年かかることを数日で得ることができると言われており、ジャックダニエルの生産では長年この伝統的な製法が続けられてきました。
約3メートルにもなるサトウカエデの炭の層に、ウイスキーを一滴一滴通すことで、独特のなめらかさがうまれています。
ジャックダニエルの種類
それではジャックダニエルの種類やそれぞれの味わいや香り、価格などについて詳しく解説していきます。
際の参考にしてください。
ジャックダニエル ブラック(オールドNo.7)
ジャックダニエルブラック(オールドNo.7)はジャックダニエルのレギュラーボトルです。
一般的にジャックダニエルといえば、このボトルを指します。
サトウカエデの木炭を通し、一滴ずつ濾過する、チャコール・メローイングによるなめらかな味わいが特徴です。
バランスのとれた甘さとオークの香りが楽しめるウイスキーとなっています。
価格は2,000円前後です。
ジャックダニエルジェントルマンジャック
ジャックダニエルジェントルマンジャックは内側を焦がしたアメリカンホワイトオークの樽で、熟成させた後に、再度木炭を通して濾過を行い雑味を消し去ったウイスキーです。
つまり、チャコール・メローイングを2回行っているということですね。
とてもスムースな仕上がりで、レギュラーボトルよりも飲みやすいウイスキーです。
価格は3,000円~4,000円程度となっています。
ジャックダニエル シングルバレル
ジャックダニエルシングルバレルは「シングルバレル」の言葉のとおり、一つの樽からのみ瓶詰めされたウイスキーです。
樽毎にある個性がそのまま出ているリッチな味わいが特徴的なウイスキーとなっています。
アルコール度数は47%と高めです。
価格は5,000円前後となっています。
ジャックダニエルテネシーハニー
ジャックダニエルテネシーハニーはハチミツの風味が加わった一風変わったジャックダニエルです。
正確にはウイスキーではなくリキュールになりますが、ベースにはジャックダニエル ブラック(オールドNo.7)が使われています。
ハチミツの上品な甘さが加わっており、カクテルにつかうこともおすすめのウイスキーです。
価格は2,000円強とお手頃価格です。
おすすめの飲み方
ストレートやロック、ハイボールなどがおすすめです。
また、コーラやジンジャエール、オレンジジュースなどで割っても美味しいので、ぜひ試してみてください。
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