国産のブレンデッドウイスキーとして世界からも高く評価されているウイスキーである響。
国内のブレンデッドウイスキーでは最高峰といえるとても質の高いウイスキーです。
この記事では甘く華やかな香りと豊かで飲みやすい味わいが特徴の響について詳しく解説していきます。
味わいや香り、種類や価格などについて詳しく説明していきますのでぜひ参考にしてください。
響
響はサントリーから製造・販売されているブレンデッドウイスキーです。
「日本人の感性で、世界で愛されるウイスキーをつくる。」
というサントリーの創業者の思いからうまれたウイスキーでもあります。
この言葉が今では現実となり、世界から高く評価され数々の賞を受賞しています。
また、その人気の高さからプレミア化しており、なかなか手に入れることは難しいウイスキーです。
響の原酒は?
響はブレンデッドウイスキーです。
ブレンデッドウイスキーは複数の原酒をブレンドすることでうまれます。
響に使われている原酒は3種類です。
サントリーが保有する蒸留所である、山崎蒸留所、白州蒸溜所、知多蒸溜所の原酒がつかわれています。
これらはそれぞれが、山崎、白州、知多として販売されていますが、これらが熟練のブレンダーの手により絶妙なバランスでブレンドされたものが響です。
ちなみに、山崎と白州はシングルモルトウイスキー、知多はグレーンウイスキーとなります。
山崎の華やかな香り、白州の爽やかさ、それらを調和させる知多によって響の美味しさはできあがっているのです。
響の種類
では、つづいて現在販売されている響の種類を確認していきましょう。
香りや味わいについても解説していきますので参考にしてください。
響 JAPANESE HARMONY
響 JAPANESE HARMONYは響のスタンダードボトルです。
熟成年数にこだわらないノンエイジのボトルとなります。
香りは華やかでやわなかな口あたりが特徴です。
国産ウイスキーならではのバランスの取れたウイスキーとなっています。
アルコール度数は43度
公式テイスティングノート
色
琥珀色
香り
ローズ、ライチ、ほのかなローズマリー、熟成した樽の香り、白檀
味わい
ハチミツの透き通った甘さ、オレンジピールチョコレート
余韻
繊細、やさしく穏やかに続く余韻、ほのかなミズナラ
響 BLENDER'S CHOICE
響 BLENDER'S CHOICEは飲食店向けに開発されたウイスキーです。
そのため個人が購入することは難しく、飲む機会はお店で飲むことがほとんどとなるでしょう。
ワイン樽をつかって後熟させた原酒をつかっていることが特徴で、甘さや深みが加わっています。
アルコール度数は43度
公式テイスティングノート
色
赤みがかった琥珀色
香り
野いちご、白桃、パイナップル、クレームブリュレ
味わい
ふくらみのある甘み、心地よい酸味
余韻
やわらかく甘やか、ほろ苦い余韻
響21年
響21年は21年以上熟成させた原酒のみをつかったボトルです。
サントリーの多彩な原酒を丁寧にブレンドしてつくったウイスキーとなります。
色合いも濃くなり、熟成した香りやコクが味わえる点が特徴です。
とても多くの賞を受賞していますが、販売数が少なくなかなかお目にかかることもありませんので、飲めるチャンスがあればぜひ試して欲しいウイスキーでもあります。
アルコール度数は43度。
公式テイスティングノート
色
やや濃い琥珀色
香り
レーズン、杏、イチゴジャム、バニラ
味わい
ビスケット、トフィー、甘酸っぱさ、スパイシー
余韻
熟した果実香、心地よく長い余韻
響30年
響30年は30年以上という長期間熟成させた原酒をつかったボトルです。
そのため年間数千本しか生産されない、極めて希少価値の高いウイスキーとなっています。
もともと非常に手に入れる事は難しい上に、価格もプレミアがついており、簡単に手が出せる金額ではありません。
飲む機会があればぜひ一口でも飲んでおきたい逸品です。
アルコール度数は43度。
公式テイスティングノート
色
濃い琥珀色
香り
マンゴー、杏、イチゴジャム
味わい
とろみ、厚み、甘酸っぱさ
余韻
熟した果実香、伽羅香、長く深い余韻
おすすめの飲み方
最後に響のおすすめの飲み方をいくつか紹介しましょう。
まず、シンプルに響が持つ香り、味わいを堪能したいのであればウイスキーと同量の水を加えるトワイスアップをおすすめします。
大きめのグラスに響を注いだあと、加水して、少しグラスを揺するだけで驚くほど香りが広がることがわかるでしょう。
また、ブレンデッドウイスキーらしく飲みやすいウイスキーとなっていますので、食事とも合うのも響の特徴です。
ハイボールやロックにしても、響の香りや味わいを堪能することができます。
食事とともに響を味わうのも贅沢な楽しみです。