国産のシングルモルトウイスキーである余市は、国産ウイスキーとしては珍しくスモーキーさが前面に出ておりその個性の強さが人気となっているウイスキーです。
また、余市はニッカウヰスキーがつくっており、ドラマ「マッサン」の影響で知名度が増しました。
この記事ではそんな人気のシングルモルト余市について解説します。
味わいや香り、余市の種類や価格などについて詳しく説明していきますのでぜひ参考にしてください。
余市
余市はニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝が本場のスコッチを学び、誕生させたウイスキーです。
そのため、ジャパニーズウイスキーは山崎や響など飲みやすい穏やかなウイスキーが多いのですが、余市はスコッチと同様にピーティでスモーキーな個性の強いウイスキーとなっています。
余市蒸留所
日本のスコットランドと呼ばれる場所でもあり、日本のウイスキーの父ともよばれるニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝が見つけたウイスキーづくりの理想的な土地です。
シングルモルトにとって、最重要である原料の大麦とスモーキーさ生み出すピートが豊富にあったことがこの地を選んだ大きな要因となりました。
また、気候的にもスコットランドのハイランド地方に似ており、竹鶴政孝が本気で日本のスコッチをつくろうとしていたことがうかがえます。
そして、現実にスコッチにも負けないピーティ&スモーキーな力強いウイスキーがうまれたのです。
余市の種類
では、気になる余市のラインナップ・種類について確認していきましょう。
ただ、残念ながら余市も最近のウイスキー人気の高まりで原酒が不足した影響で、現在販売しているものはノンエイジのみとなっています。
余市10年、12年、20年といったボトルは現在は販売されておらず、希少価値の高いウイスキーです。
見つけた際はぜひ飲んでおきたいウイスキーとなっています。
余市
シングルモルト余市はノンエイジのボトルであり、現在出回っている余市はほとんどがこの商品です。
ノンエイジといっても、ピーティでスモーキーな力強い味わいは変わりません。
潮を感じさせる個性豊かなウイスキーで、愛飲者の多いウイスキーです。
公式テイスティングノート
香り やわなかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の甘さ。穏やかで心地よいピート感。
味わい オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。
余韻 あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する。
おすすめの飲み方
ピートの香りと味わい、スモーキーさ、魅了される人も多いこのウイスキーをそのまま味わってみてください。
ジャパニーズウイスキーでここまでのものがあるのかと驚かされることでしょう。